女将からのお知らせ

花は花でも・・・。“がんばってます福島”

福島県で唯一の国宝「白水の阿弥陀堂」では、今、古代ハスの花が見頃を迎えています。

白水阿弥陀堂は、平安時代末期の1160年(永暦元年)に、岩城則道の妻・徳姫(藤原清衡の娘)が夫の菩提を弔うために願成寺を建立し、
その一角に、美しい曲線を描く屋根と浄土式庭園が調和した、優美な姿で建っているのが阿弥陀堂です。

数年前に訪れたときは、冬に飛来する白鳥が、土中の蓮根を食べてしまったそうで、ハスの花もまばらでしたが、今年は、柵を作って白鳥がハスの近くに来られないようになっているせいか、写真の様に美しい花を咲かせていました。
ハスの開花は、早朝からお昼頃までですので、出来ましたら午前中にいらして下さい。
また、見頃は8月上旬くらいまででしょうか。(つぼみも残り少なくなっていましたので、)
ハスと言ったら、
泥から生え気高く咲く花、まっすぐに大きく広がり水を弾く凛とした葉の姿が、俗世の欲にまみれず清らかに生きることの象徴のようにとらえられ、仏教的にも継承された高貴な花というイメージですが、

お散歩で見つけたこの花は、こんなに可愛らしいのに
かわいそうにもその名が

「屁糞蔓(へくそかずら)」

どうして、そんな名前がつけられてしまったのかというと、
全草に異臭があることから、糞(くそ)カズラの意味ですが、さらに、その上に屁(へ)の字をつけて、最高の悪臭を漂わせるような印象を与える不名誉な名前が誕生してしまったそうです。
今朝、小名浜港に東日本大震災の犠牲者を鎮魂し、被災地復興の願いを託した千石船の復元船「みちのく」が、入港してきました。
午後1時半から午後3時半まで、港内を航行する「港内展帆」を披露しました。

見えるところまで、と車を走らせましたが、
灯台もと暗し、結局、当館客室から望遠で撮りました。

8月1日(木)は、午前10時〜午後4時まで
8月2日(金)は、午前10時〜正午まで

船内を一般公開します。
(見学希望は、当日現地で受付)

同日午後、東京・晴海埠頭に向け出港予定!!!
割烹旅館 天地閣
〒970-0316 福島県いわき市小名浜下神白字綱取143-23
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